✴︎ リチャード・アヴェドン レアオークション『ハーパース・バザー』でのデビュー1947年のパリ滞在とディオールの「ニュールック」アヴェドンはココ・シャネルのポートレートを撮影している。ナチのフランス占領中より戦後までココ・シャネルはナチの高官と愛人関係にあったためフランスでの立場は微妙なものであったが、アヴェドンはパリの街角に偶然残っていた「もしもヒトラーが原爆を手に入れていたら」と書かれたポスターの下にシャネルを立たせて撮影を行った上、カーメル・スノウの想像を超える過激な文言を写真に添えようとしたため、スノウは震え上がってこの写真の誌面掲載を見送った。ただしアヴェドンとシャネルはお互いに非常に好感を持っていたという「ドヴィマ・ウィズ・エレファンツ」映画の撮影と並行して1956年のパリ・コレクション撮影も行ない、スージー・パーカーとロビン・タターサル(Robin Tattersall)がコンコルド広場でローラースケートをしている有名な写真はこの時に撮られたものである。2002年に焼かれたこの写真のオリジナルプリントは、2010年のクリスティーズのオークションでは、落札予想価格25,000~35,000ユーロを遙かに超える217,000ユーロで落札された。
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